『気仙沼みなとまつり』の背景は、昭和24年にまだ気仙沼町だった時代に行わ れた『気仙沼湾振興まつり』があります。当時、この地域に伝統的に伝わる一本釣り漁法の『カツオ一本釣り実況』、『仮装行列』、賞金つきの『花火師競演』を開催した振興まつりに圏域のまつりのルーツがあります。この時の人出は、のべ約10万人とされており、非常に大きな一大イベントのスタートだったようです。そして翌々年の昭和26年から第一回“気仙沼みなとまつり”を開催。当地域に伝統的に伝わるカジキマグロを豪快な銛(もり)で射止める『突きん棒漁実況』、『和船競漕』というようなこの水産漁業都市を支え ている文化を新たに織り込み、第一歩を踏み出しました。